藤枝市 頚椎椎間板ヘルニアを発症しないための予防
2017-10-28
順に症状の悪化が進行する頚椎椎間板ヘルニア
背骨の首の部分となる頚椎の間には椎間板と呼ばれる軟骨組織があって、上下の頚椎を支えるクッション的な働きをしています。
また頚椎には頚髄と呼ばれる神経組織が通っていて、椎間板が何らかの原因で破れると、通っている各神経を圧迫して頚椎椎間板ヘルニアを発症してしまいます。
発生する症状は多岐にわたりますし、首や肩部症状・腕や手症状・頭部や顔面症状・下半身症状の順に症状の悪化は進行していきます。
それぞれの段階における症状や治療方法について知っておくと参考として役立ちます。
頸椎後方の椎間関節の動きが低下したり変形が生じたりすることで、首の後方部から背中、胸の前方に痛みや凝り・だるさ・違和感など首や肩部症状が起こります。
治療としては、頸椎牽引・マッサージ・温熱療法・電気療法・ストレッチ体操・筋力アップ・リラクゼイションなど、リハビリテーションが中心となります。
頸椎の4番目以下の神経根が障害されると腕や手症状が起こって、具体的には腕や手の痛みやしびれ、むくみ・握力低下・背部痛などがみられます。
また、首を後に伸展すると首や腕に激痛が走ることもありますし、頸部から肩・上腕にかけて痛みが生じることもあります。
リハビリテーションを繰り返すことが大切ですが、中程度の痛みの場合には首の前方から注射をする星状神経ブロックをすることで痛みは徐々に楽になってきます。
また経皮的レーザー椎間板減圧術や経皮的内視鏡椎間板ヘルニア摘出術などといった外科的手術が検討されることもあります。
頸椎の3番目以上の神経根が障害されると頭部や顔面症が起こって、首の後から後頭部・側頭部に痛みが生じて、凝りや痛みが強くなると吐き気や気分が悪くなることがあります。
また、眼精疲労が生じやすくなって目の奧が痛くなったり、充血しやすくなったりします。
リハビリテーションや後頭部・頸部の神経ブロック注射が治療として有効になりますし、血管拡張剤などで治療していきます。
頸部脊髄が圧迫を受けると、脚のつっぱり・歩行障害・尿コントロール障害・尿失禁など複雑な下半身症状が発生して、日常生活に支障をきたすようになってしまいます。
リハビリテーションで体のバランスをつくり基礎体力を向上させる必要がありますし、日常生活に支障が発生する場合には手術を必要することもあり得ます。
このように頚椎椎間板ヘルニアによって起こってくる症状は、軽度な肩こりから重度な身の回り動作が不自由なるまで多岐にわたります。
頚椎椎間板ヘルニアを発症しないための予防としては、何といっても椎間板に過度の負担をかけないことです。
その為には、常に正しい姿勢を保つことが大事で、背筋をしっかり伸ばして顎を引いた状態を心がけることです。
また、座っている時も動いている時も、背筋が変に曲がらないよう注意することも大切なポイントです。
それから寝る姿勢を決めるとても大切な道具となる枕選びも重要なポイントのひとつで、頚椎に負担のかからない適切な枕を選ぶようにすることです。
藤枝市 頚椎椎間板ヘルニアを発症しないための予防なら、藤枝骨盤整体センター「藤接骨院」にお任せください。