藤枝市 産後 抜け毛
こんにちは! 藤接骨院です!
本日は産後の抜け毛について話していきます。
産後抜け毛になる理由は「栄養の供給不足」と「ヘアサイクルの乱れ」になります。
まず、栄養供給についてです。毛髪の成長は身体の中で最も盛んで、常にたくさんの栄養を必要としています。妊娠や出産は肉体的にも精神的にも大きなストレスが生じ、食欲不振になったり、栄養バランスも偏ってしまいがち。そのうえ育児での大きなストレスや疲れ、睡眠不足、運動不足、生活リズムの乱れが、血流を妨げてしまいます。細い毛細血管の血流が悪くなると、十分に栄養素が毛根に届かず髪の成長が妨げられるので、成長が活発な毛髪に影響が出てしまうのです。
髪の毛の90%以上がタンパク質(とくに「ケラチン」)で構成されています。摂取するタンパク質が減少すると髪がきちんと成長できずに細くなり、健康な髪の毛の成長に影響を及ぼす可能性があります。
1日に必要なタンパク質量=
体重60kg×体重1kgあたりに必要なタンパク質量1.2~1.4g=72~84g
産後の人は母乳を上げるためによりタンパク質が必要になるので、通常の3倍必要になります。
体重60kgだと216~252g必要になります。これは、普段の食生活だと摂取するのは難しいです。
なので、身体の中でタンパク質不足なってしまい抜け毛になってしまいます。
髪の毛は「退行期」→「休止期」→「発生期」→「脱毛」→「成長期」を繰り返しています。
● 成長期(髪の毛が生える時期):3〜7年間
● 退行期(髪の毛が抜ける時期):2~3週間
● 休止期(髪の毛が生えるまでの休みの時期):約3ヶ月間
髪の毛が生えて栄養を吸収して伸びていきます。その後栄養を吸収することがなくなり伸びなくなり最後に抜けてしまいます。
妊娠中は女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)が増えることで(※1)、髪の毛が抜けにくくなるとされています。実際、妊娠中は髪の毛や体毛が増えて毛深くなったという妊婦さんもいます。
赤ちゃんを産むと女性ホルモンが急激に減少し、妊娠中に抜けなかった髪が一気に抜けてしまうのです。産後は、髪の毛全体が「休止期」になります。
産後の抜け毛の場合、多くの髪の毛が一気に退行期を迎えて抜けてしまい、休止期に入ると考えられます。一時的に髪が少なく、薄くなってしまうのはそのせいです。
その後、3ヶ月ほど経つと休止期が終わって再び成長期に入り、髪がだんだんと生え始めて量も改善されていきます。
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